平井FP行政書士事務所

 ファイナンシャル・プランナー(CFP®) / 行政書士
 IT、英語に強い事務所です

このページでは、私が私的年金代わりに運用しているリピート系FX取引の概要を説明します。
直感的に理解していただくため、正確性を犠牲にして分かり易さを優先していることをご理解ください。

IFD注文を繰り返しエントリーする

売買で利益を得るためには、安く買って高く売るのが基本です。これはどんな商品でも同じで、土地でも、株でもFXでも同じです。
上場株やFXのような定型化された商品では、買い注文とその決済売り注文を同時に1組の注文として出すことが出来ます。これを業界ではイフダン(If-done)注文と呼びます。「IFD注文と」略します。買い注文が成立(約定)したら、買い注文と同時に入れておいた決済売り注文を有効にするという注文形式です。

ステップ1)IFD注文をエントリーする

ある通貨、例えば米ドル(以下、USD)が150.55円の時に、150.00円で買って150.50円で売るIFD注文を入れた後、為替レートが下図のように動いた時のことを考えます。

(a) 為替レートが買い注文値より高いので、買い注文は注文状態のままです。
(b) 為替レートが買い注文値に達したので、注文が約定し、USDは買い手の物(これを「ポジション」と呼びます)となります。為替レートが買い値を下回った部分が「含み損」となります。
(c) 為替レートが買い値を上回るとその部分が「含み益」となります。
(d) 為替レートが売り注文値に達したので、ポジションは売られて(これを「決済された」と言います)消滅します。

ステップ2)元々の注文を入れ直します(「再エントリー」)

(e) (a)に戻ります

ステップ3) ステップ1)とステップ2)を繰り返します

常にIFD注文が入っているため、為替レートが買い注文値と売り注文値を含む範囲で上下動を繰り返せば、実現益が右肩上がりに一方的に積み上がっていきます


上記の動きをアニメーションにしてみます。

IFD 再エントリー シミュレーション

1回目の決済後、手動で「再エントリー」を行い、2回目の利益確定を目指します。

Step 1: 新規注文 (1回目)

150.00円で「買」

待機中
Step 2: 決済注文 (1回目)

150.50円で「売」

待機中

取引を継続できる条件

リピート系の運用では実現益が右肩上がりに一方的に積み上がって行くと説明しましたが、それはあくまで取引が続けられればという条件付きの話です。
以下はそれについての説明です。

差金取引

通常の売買は、お金を渡して物を受け取ります。あるいはその反対に、物を渡してお金を受け取ります。
そして、物を買うだけ、あるいは売るだけということがほとんどです。

しかし、FXではある業者から通貨を買い、その後、同じ業者に売り戻すことを前提にしています。
そのため、買った時にはお金を渡さず、売り戻した時に差額を精算するという方法をとります。これを差金決済取引と言います。
この仕組みのため、先に売ってからその後に買い戻すということも可能となります。その場合は売った時にはお金を受け取らずに、買い戻した時に精算することになります。

証拠金取引

精算時にFX業者がお金を支払う状況ではあなたが受け取りを拒否しても業者には何ら損が生じません
しかし あなたがお金を支払う側の場合はどうでしょう。
FX業者はあなたの口座からお金を引き出そうとしますが、あなたの口座に十分なお金がなく、催促してもあなたが支払いを拒否したらFX業者に損が発生します。そのためFX業者はあなたに対し、取引を始める前だけでなく、取引中にも、自分たちに損が発生しない額のお金を口座に入れておくことを要求します。それが「証拠金」です。

証拠金余裕額

右図は、説明用に私が実際に運用している取引の経過を表示したものです。ポジションは1つだけでなく、数十個あります。詳細はここをクリック

縦線に注目してください。一番右が、口座残高(私の資産)になります。右から3番目の縦線の一番下に含み損の額、その上に取引業者を守るための取引証拠金の額が表示されており、口座残高との差額が証拠金余裕額となります。この金額を常にプラスに保っておくことが取引継続の条件です。

この図を見て理解していただきたいのは以下の点です。

期待利回りとその実現性を向上させる手法:グルグルトレイン

上記の例ではIFD注文が1つだけでしたが、これでは期待利回りもその実現可能性も低く、私的年金としては不十分です。
そこで私は、グルグルトレイン川崎ドルえもん氏が開発した(というより、彼曰く「先人たちが築いた土台の上に、川崎ドルえもんなりのアレンジを加えて生まれた」)リピート系に分類されるFXの取引手法)を採用することにしました。
グルグルトレインのイメージは期待利回りを向上させる手法:グルグルトレイン参照。

私は2020年11月からグルグルトレイン(豪ドル・円、発注間隔:10銭、利益確定:50銭)を本格的に始めましたが、IFD注文の決済数(実績)は表1の通りです。
FXは巨大な市場ですから、個人が取引するに当たり、1本あたりの取引量(ロット)を少々上げても約定率は変わりません。
1日当たりのIFD注文決済数を5件とすると、表2のような利益が期待できます。
(FXの取引は1月1日以外の月曜から金曜日まで。下記の表では年間52週、260日として計算。)

表1.IFD注文の決済数(実績)
決済数一日当たり決済数
20211,0964.2
20222,98111.5
20231,8217.0
20241,9727.6
20251,7116.6
2026(~3月)4517.5
表2.期待利益(IFD注文の決済数を5件/日と想定した場合)
ロット1取引当たりの想定利益1日当たりの想定利益年間想定利益
2010円50円13,000円
10050円250円65,000円
1,000500円2,500円650,000円
2,0001,000円5,000円1,300,000円
5,0002,500円12,500円3,250,000円
10,0005,000円25,000円6,500,000円
20,00010,000円50,000円13,000,000円



証拠金余裕額を常にプラスに保つための方策


証拠金余裕額の計算式

証拠金余裕額 = 預託金残高 ± 損益評価額 - 取引証拠金

預託金残高:口座内にある現金残高(ネット投入資金+累計実現益+累計実現スワップポイント)
損益評価額:取引中のポジションに発生している含み損益と未実現スワップポイントの合計額
取引証拠金:取引中の建玉を保持するために必要な証拠金額

方策①:預託金残高を増やす

新たな資金を口座に投入する。資金に余裕があるシニア層には最も簡便な方策です。
資金が乏しい方は、運用ロットを小さくして、いざとなった時に資金を追加投入できる余地を残しておく必要があります。

方策②:含み損(マイナスの損益評価額)をこれ以上大きくしないこと

取引中のポジションの含み損は、証拠金余裕額の支配的な要素ですが、これを事後的に小さくする手段はありません。
しかし、新たにポジション(これを「ヘッジポジション」と呼びます)をとってロングとショートのポジション金額を同額にすることにより、含み損をこれ以上大きくしないようにすることが出来ます。
ただし、為替レートの動く方向が反転し、ヘッジポジションがなければ含み損が減るはずだったのに、そうはならなくなることに注意が必要です。
この方策は、為替レートが思惑とは反対方向に大きく動くと思われる時にだけ使うべきでしょう。

方策③:両建てポジションを決済し、必要証拠金を減らすこと

グルグルトレインでは、数多くのIFDポジションとサポートポジションの両建てポジションが発生します。
現在の為替レートから遠く離れた価格で約定した両建てポジションは、決済してしまっても問題ありません。
このようにすることで、必要証拠金を減らすことが出来ます。

まとめ: 私的年金を生み出すツールとしてFXを使うためのポイント

概括的な説明は以上の通りです。
もしこの手法に興味を持たれて、試しにやってみたいと思われる方は、次ページに進んでください。
グルグルトレインの基本的な事柄から始めて、実際に運用に至る手順を説明致します。

FAQ(よくある質問)