どのくらいの資金を用意すればよいのか
FXはレバレッジが利くので必要資金は少なくて済むと言われています。
しかしながら、グルグルトレインは言わば仕掛けを沢山用意して獲物がかかるのを待つ手法なので、FXの手法の中では多くの資金を要するものとなっています。
投入可能な資金量は多ければ多いほど良いのは当然のことですが、幸いなことにSBI FXTrdeというFX業者は、1通貨単位からのFX取引を提供していますから、資金面でのハードルは無いに等しいということが出来ます。
私は、FXを始める方に対して出来るだけ小さなロットから始めるように助言していますが、ロットが小さすぎると利益にしても損失にしてもどうでもよい金額となってしまい、真剣味が薄れて、やる意味すらなくなってしまいます。
私はこのサイトで皆さんに実額を開示する目的で、20豪ドル・円のトレードを行っています。詳細はここをクリック
このロットですと、50銭の利幅がとれると10円の利益となります。
3万円程度の資金投入で実現益は年間1.5万円、含み損が1.5万円、証拠金維持率が250%程度。
このくらいの数字がリアリティーがあってよいのではないかと思います。
何かの経済的なショックがあると、証拠金が不足するかもしれないという緊張感も経験でき、真剣にならざるを得ません。
オペレーションに慣れたら、資金が用意できた度ごとに少しずつロットを上げていくと、不安も少ないと思います。必要な資金量の目安は下表の通りです。
| ロット | 最低資金量(万円) | 余裕のある資金量(万円) |
|---|---|---|
| 20 | 3 | 10 |
| 100 | 15 | 30 |
| 1,000 | 150 | 300 |
| 10,000 | 1,500 | 3,000 |
| 20,000 | 3,000 | 6,000 |
目標とすべきロット
とりあえずの目標は1,000通貨です。1日当たりのIFD注文決済数を5件と想定すると、年間で65万円の利益となります。国民基礎年金レベルの額となりますので、ここまでくれば俄然力が入ります。
また、一般的なFX業者の主要通貨ペアの最低取引ロットは1,000通貨ですので、業者を選ぶことができるようにもなります。
グルグルトレインで運用する場合は、トレーダーズ証券が提供する「みんなのFX」(あるいはその兄弟である「LIGHT FX」)が使い勝手が良いし、スワップポイントの観点から有利となります。
グルグルトレインのメリット/デメリット
グルグルトレインのメリット
「「底辺高校卒業生と最強の為替サイト ザイFX!が作った【1日5分で稼ぐFX】グルトレ完全ガイド! 」川崎ドルえもん×ザイFX!編集部」
から重要な点を引用してみます。
- グルトレは年に2倍、3倍を実現するような爆発力のある手法ではありませんが、僕自身の実績として年20%程度は安定して稼いでくれます。
- 手間がかからない手法なので、仕事やプライベートの時間を邪魔することもありません。
- リピート系なら計画さえ立ててしまえば、あとは計画通りに発注するだけです。予想と反対に動いても、損失がどのくらいになるかを計算してありますから、精神的な負担も少なくて済みます。
- グルトレでは買いと売りの判断をしなくてもいい
- 為替相場は7割がレンジ・・(中略)・・リピート系とは・・(中略)・・「レンジ相場に強い手法」
利回りは、何を分母にするのか、評価損は除外するのか、等によって大きく変わりますが、氏の提示した数字に驚きはありません。
私がグルトレ一本に絞った理由
グルグルトレインとの出会いについては、FXとの出会いに書きましたが、もう一つの大きな出来事は、三平氏によるnote「三平式 RCIを用いたトレード手法」に出会ったことです。
X(旧Twitter)で知り、気になっていたので、2019年8月に購入してみました。(定価29,800円、リリース直後の割引セールで19,800円で購入。海賊版が出回っているからとの理由で、2020年10月からは2,980円に改定)
一読して、これはフーリエ解析と同じだ、と思いました。
FXトレードでは、長い時間足でトレンドを確認して、短時間足でタイミングを計ってポジションをとるのが良いとされています。
古くからある考え方ですが、それを理論的・技術的に分かり易く明文化したものと私は捉えています。
読者へ課している、エントリーのタイミングをマスターするための「千本ノック」も大変有効でした。
その他、なるほど、と思えるポイントが数多くあり、友人に手放しで薦められる内容です。
このnoteで随分と稼がせてもらいました。RCIは今でも常にチャートに表示させています。
しかしながら、リタイアし、残りの人生をエンジョイしようという時期に、長い時間モニターの前に座って神経をすり減らすのは間違いである、という結論に達し、2020年11月からはグルトレ一本に絞ることにしました。
グルトレはドルえもん氏が言うように、爆発力のある手法ではありませんが、利益の蓄積とともにロットを少しずつ上げて行った結果、
望外の利益につながるようになりました。
FX取引の損益は、取引を始めた2016年は若干のマイナスに終わりましたが、
それ以降は毎年黒字、確定申告ベースでは右肩上がりです。
2023年は出来すぎの感がある一方、2024年の出だしは低調で、年間ベースでも2023年の実績を抜くことは出来ませんでした。
時間的・精神的な余裕を保ちながら、十分な利益を享受できる境遇となったことは、ドルえもん氏のお陰であると、常々感謝しています。 折角得たこの知識・経験を我が子に伝えようとまとめ始めた際、将来の年金に不安を抱いている人のためにも役立つのではないかと 本WEB作成に思い至った次第です。
グルグルトレインのデメリット
- 年に資金が2倍、3倍となるような爆発力のある手法ではない
- 単純なオペレーションなのですぐに慣れるが、間違いやすいので、1日に1度は30分程度の時間をかけて入力をチェックする必要がある
- ニューヨーク時間に約定されることが多いので、まじめな人ほど夜中に約定をチェックしてしまいがち → 睡眠不足に陥る
私的年金としてのグルグルトレイン:誰に適した手法か
私的年金として機能するまでには3~5年かかる
グルトレは機械的な運用方法であるため、日々の作業にはすぐに慣れます。
しかしながら、仕組みはさほど複雑ではありませんが、注文の数が多くなるため、始めのうちは作業を間違えることも少なくありません。
手法自体に疑問を抱くこともあるかもしれません。
また、リピート系のトレーディング手法であるため、一定量の資金をこのトレーディングに張り付けておく必要があります。
目的が老後をエンジョイするリターンを生み出そうとするものである以上、将来的にはまとまった資金をこの手法に張り付ける必要があります。
安心して続けるためには、時間をかけてこの手法を十分に理解し、体に覚えこませなければなりません。
どんなに資金があろうとも、まずは小さなロットから始めることが肝要です。
特にまとまった余裕資金が手元にない若い方は、決して無理をしてはいけません。
始めてみてこの手法に納得ができたら、少しずつロットを上げていきます。
若い方と、余裕資金を多く持つシニアの方の違いは、ロットを上げていくときのスピードの違いだけです。
若い方は5年程度、余裕資金のあるシニアの方でも3年程度を見込んでおく必要があります。
すきま時間を有効に使いたいという人にはうってつけ
日々の作業は一刻一秒を争うものではありません。
経済的インパクトの大きい事件があった時も、瞬時に大きな決断をしなければならないという事態に直面することはまずありません。
また、個別株投資のように、毎日、銘柄選びに多大な時間をかけなければならないわけではありません。
けれども、何も勉強しなくてよい、というわけではありません。
特にFXでの運用が初めての人は、時間をかけて為替の世界の仕組みを身をもって知ることが極めて重要です。
為替レートは各国の金融当局の政策に大きく影響されます。その背景には世界経済の情勢や地政学的リスク、それに加えて各国の政策があります。
また、運用対象の通貨ペアに対し、24時間、世界中の為替トレーダー、FX投資家が参加しているので、ちょっとした材料に対しても反応します。
24時間の間でも、主たる参加者が刻々と変化しますので、為替レートが動きやすい時間帯というものも存在します。
1年もFXを運用していると、これらのものが自然と分かるようになってきます。
大きな出来事が起きた時に心の平静を保つためにも、為替の世界に習熟しておくことは、大切なことです。
何かをコツコツやることが好きな方・得意な方にはお勧め
この手法は、通常FXの特徴として言われている「爆発的な収益」が望めるわけではありません。小さな利益をコツコツ積み上げるやり方です。
私がFXを始めた頃、様々な手法を解説した本をたくさん読みました。その過程で出会った言葉に次のようなものがありました。
「最良の手法とは最も退屈な手法である」。
グルトレはまさにこの言葉通りの手法であると思っています。
グルグルトレインに適した人とは
- 3~5年後に年金生活に入る人
- 金銭的に将来に不安を抱いているが、投資に時間を費やしたくない人
- 子育て中のスキマ時間にも投資を続けたいと考えている人
- 何かをコツコツやることが好きな方
- 瞬間的な大きな決断が苦手な人
- 人づきあいが苦手で、会社のような団体生活に不向きな人(筆者がまさにこの部類です)
利回りはどれくらいが期待できるのか
2024/08/05から、上記の預託金残高31,192円を運用資金として、20豪ドルのロットでサポートロングの「逆行対応グルトレ」を開始しました。
サポートロングの「逆行対応グルトレ」とは、逆行(市場レート下落)時のロングポジションの含み損急増を避けるため、ロングポジションそのものの発生を抑える工夫を施したものです。
運用実績
数字は2026/04/23のもの
- 累計実現益: 33,669円
- 含み損 : 14,581円
- 累計スワップ損益: 2,602円
- 取引証拠金 : 19,769円
- 証拠金維持率 : 268%
右図(積み上げグラフ)の見方
- (a) 含み損: 14,581円
- (b) [累計実現益] ― [含み損]: 33,669- 14,581 = 19,088円
- (c) 累計スワップ: 2,602円
- この時点で全決済(全てのポジションを決済し、全ての注文を取り消す)すると、(b)+(c)の21,690円が利益として手元に残ります。
投下資金31,192円、運用日数627日で、年利回りは40%となります。 - グルトレの運用を私的年金と考え、ポジションの決済を考えなければ 累計総実現利益は33,669 + 2,602 = 36,271円、年利回りは68%となります。
上記の図に、「ネット投入資金」(黄色で色付けした部分)と「含み損に取引証拠金額を加えたもの」(青色の折れ線)を書き加えると右図のようになります。
このようにすると、黄色部分の上端と折れ線の間が、「証拠金余裕額」となります。
グルトレのオペレーションは、「証拠金余裕額」をいかにしてプラスのまま維持するか、に尽きます。
「証拠金余裕額」がプラスである限りオペレーションが継続され、実現益が溜まっていきます。
十分な時間とはどれくらいの期間を言っているのか
為替レートは常に変動しています。通常の動きとしては、実需と呼ばれる海外との商取引に伴う為替の売買、仮需と呼ばれるヘッジファンド等の投機的な為替売買等が動きの源泉ですが、為替市場は巨大なマーケットですから、これによって為替が極端に大きく動くことは稀です。
影響が大きいのは、各国の重要な経済指標の発表、金融政策の変更などですが、何と言っても米国の政策、政治的な動きが為替相場を大きく動かします。
米国の政治状況は4年毎の大統領選挙と、その中間年に行われる議会選挙(中間選挙)の結果次第で大きく変化し、それを受けて為替相場も大きく振り回されると考えておいた方が良いと思われます。
大きなショックが起こった時に含み損が急拡大しても、グルグルトレインを続けて行くと含み損の拡大は収まり、その間にも実現益は積み上がって行きます。
ショックによって為替相場が振り回されると、大きな実現益が発生することも含み損の比重が小さくなる要因となります。
このように、最低でも2年程度続けて行くと、グルグルトレインの有効性が実感できるようになってきます。
「スワップ」とは何か
正確にはスワップポイントと呼ばれる、ポジションに発生する金利を調整する収支です。
2カ国間の金利差によって発生し、高金利の国の通貨を買って低利の国の通貨を売る場合は、金利差分のスワップポイントを受け取ることが出来ます。
逆に、低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売る場合は、金利差分のスワップポイントの支払いが発生します。
ポジションを決済するまで毎日調整されます。
前に、FXは差金決済取引だと説明しましたが、スワップについては日々数字が確定しますので、日々口座残高に反映させる業者もあれば、ポジションを決済した時に反映させる業者もあります。投資家がどちらかを選択できる場合もあります。
スワップは個々のポジションに対して計算されますが、グルグルトレインの場合は、両建てポジションと、ロングあるいはショートの片側ポジションが混在するため、全体としてはロングポジションの合計とショートポジションの合計のどちらが大きいかでスワップが受け取れるのか、払わなければならないのかが決まります。
同額のロング・ショート両建てポジションがあった場合、ショートポジションによる支払金利がロングポジションの受け取り金利を上回るケースがほとんどですので、注意が必要です。
なのFXでは、豪ドドル・円のロングポジションとショートポジションのスワップは同額です。私が主としてみんなのFXを使っている大きな要因の一つはここにあります。
逆行対応グルトレとは
通常のグルグルトレイン(以下、「基本的グルトレ」と呼ぶ)では、IFDポジションが決済されたら元のIFD注文を無条件に再エントリーしますが、「逆行対応グルトレ」では、再エントリーするための条件を設定してポジションの発生に制限をかけます。
具体的には、為替レートが望ましくない方向(サポートロングでは、値下がりする方向)に動いたときには再エントリーを保留するというルールに変更し、ポジションの発生に制限をかけます。
こうすることにより、為替レートの暴落のような大きな変動が起きても含み損の発生を抑えることが出来るようになります。
一方で、為替レートが小幅に変動を続けるときに、売べかりし利益を逃すことが生じます。
基本的グルトレ:順行時の利益発生メカニズム
市場レートが上昇していくと、ロングIFDは順々にポジションとなり、一定の利幅を得た後決済され、[利幅]/[エントリー間隔]本のポジション以外はなくなります。
ショートIFDは含み損となり、含み損は次第に大きくなりますが、サポートロングが同じ大きさの含み益を持ちますので、ネットでは含み損益はゼロとなります。
下図では、スペースの都合上、サポートロングポジションを10単位で取っているように図示していますが、実際はショートポジションの一つ一つに対応して1単位のポジションになっていると読み替えてください。
基本的グルトレ:逆行時の含み損発生メカニズム
市場レートが下降していくと、ショートIFDは順々にポジションとなり、一定の利幅を得た後決済され、[利幅]/[エントリー間隔]本のポジション以外はなくなります。
ロングIFDとサポートロングは同時に含み損となり、ロットの2倍で含み損が大きくなります。
逆行対応グルトレ
逆行(市場レート下落)時のロングポジションの含み損急増を避けるため、ロングポジションの発生そのものを抑えます。
下記の対応を施すことにより、新たなロングポジションの増加を抑え、結果として含み損の増加が抑えられます。
- ロングIFD注文およびサポートロング注文は、市場レートが建値を一定幅下回った時にのみエントリーする
この原則の下、市場レートが上昇してロングIFDポジションが決済されても、直ぐには再エントリーしません。
市場レートが反転してロングIFD注文の建値を一定幅下回った時に初めて再エントリーを行います。
私は「一定幅」をエントリー間隔の3倍としています。
FX口座から資金を引き出すタイミング
証拠金余裕額 = 預託金残高 ± 損益評価額 - 取引証拠金
をプラスに維持することが取引を継続できる条件であると説明しましたが、同じ余裕額であっても取引全体のボリュームによってそれが十分な余裕額であるかどうかは変わります。そこで証拠金余裕額が十分かどうかは、証拠金維持率という指標を使います。
証拠金維持率 = (預託金残高 ± 損益評価額)÷ 取引証拠金証拠金維持率をどのレベルに維持したいかは、投資家それぞれの個別事情によって異なります。
このレベルを「証拠金維持率目標」と名付けると、証拠金維持率が証拠金維持率目標を上回った分だけ、口座から資金を引き出してよいということになります。潤沢な資金があり、必要な時にはいつでも即座にFX口座に資金を追加投入できる人は小さい数字、例えば150%で問題ないでしょうが、即座の資金追加投入は難しいと言う人は200%が好ましいと思います。
必要な時には資金を追加投入する前提であれば、余裕資金は全てFX口座に入れておいたら良いのでは、というご指摘もあるでしょう。
尤もなご指摘です。FX口座に入れた資金は分別管理がなされ、銀行口座のように、銀行が破綻した場合の補償限度額というものもありません。
しかし、いくら潤沢に資金があっても、FX口座から資金を引き出すという行為が「FXで利益を生んだ」感を強め、プチ贅沢をしてみようかというポジティブな感情に繋がるメリットは大きいと思っています。グルグルトレインが日本で有利な理由
FX取引で生じた損益はFX会社が提供するベースカレンシーと呼ばれる通貨に転換されて、投資家の口座に出し入れされます
日本のFX会社のベースカレンシーは円ですが、海外では米ドルを含む複数の通貨から選べる場合があります。日本のFX会社でユーロ・米ドル取引を行った場合、取引レートは1ユーロ当たり何米ドルという単位で表示され、損益は一旦米ドルで計算され、その後円に引き直されます。
米ドルから円に引き直す際には、ビッド・オファースプレッド(業者による売りと買いの提示額の差額、買値は安く、売値は高い)が適用されるため、例えば2つの決済で10米ドルの利益と10米ドルの損失があった場合、口座残高へのインパクトはゼロではなく、ビッド・オファースプレッド分の損失が計上されます。スワップポイントについても、同じです。
ベースカレンシーが円となる日本では、相手方の通貨は米ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル等主要通貨が全て円で表示されるため上記のような不利な現象は起こりません。
しかしながら、アメリカで米ドルで表示される通貨、イギリスでポンドで表示される通貨はほとんどありません。グルグルトレインは小さな利益を積み上げる手法のため、ベースカレンシーへの引き直しの際のビッド・オファースプレッドは無視できない金額となります。