平井FP行政書士事務所

 ファイナンシャル・プランナー(CFP®) / 行政書士
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運用時の注意点

強制決済されないよう、十分な資金を用意すること、またはロットを小さくすること

グルグルトレインは、グルグルトレインの本質で書いたように、サポートポジションを建てることにより評価損の発生を抑える工夫を施した手法ですが、 為替レートが想定とは逆方向に動いたときの備えとして、十分な資金を用意したり、ロットを小さくすることが肝要です。

証拠金余裕額の計算を厳密に書くと、次のようになります。

証拠金余裕額 = 預託金残高 ± 損益評価額 - 取引必要証拠金 - 注文中証拠金

① 預託金残高  :口座内にある現金の残高(差引入出金額+累計実現益+実現スワップポイント)
② 損益評価額  :取引中のポジションに発生している損益とスワップポイントの合計額
③ 取引必要証拠金:取引中の建玉を保持するために最低限必要な金額
④ 注文中証拠金 :現在発注中の注文に必要な金額

グルグルトレインは、為替レートに水準調整が起きた場合、予測通りの方向への動きであれば、「②損益評価額」が抑えられるという工夫を施した手法ですが、 予測と逆方向に動いた場合は、ロットの2倍の大きさで評価損が大きくなっていきます。
このようなことが起こる可能性があることを念頭において、十分な資金を用意したり、ロットを小さくしておく必要があります。

税務関係

FXで利益を上げたら、原則、確定申告が必要です

原則、FXの利益の20.315%(所得税15.315%、地方税5%)を税金として納めなければなりません。 税率が高いように思われがちですが、金利収入や株取引の配当、譲渡益と同じです。

FXの利益に対して収めた税金も、ふるさと納税の対象となります